4月相場見通し

 NY金(6月限)が再び200日移動平均線を割り込んできた。株高・ドル高の動きとなっている事が背景だ。新年度入りでニューマネーが動き出している中、ウクライナ問題や中国のシャドーバンキング問題の一服感もあり、週末の米雇用統計に向けて、年初の記録的な寒波によるマクロ経済指標の落ち込みからの回復期待が高まっている。
 NY株式市場も1929年との自己相関が、そろそろ決着が付きそうな時間に接近しており、フラクタルが崩れた場合、一時的に反対の方向(今回は上昇方向)に大きく動くかもしれない。
 ここ最近、事前予想との乖離が相次いでいる雇用統計に関しては蓋を開けるまでは分からないが、強気の内容となった場合、NY金は200日移動平均線を上値抵抗として、一目均衡表の雲の下限水準までの調整も想定しておきたい。

 ただし、昨年に世界全体の生産コスト水準での底打ちを確認した格好となっており、同水準を割り込んでいく下げにはならないであろう。足もとでは一服している新興国リスクも解決した訳ではなく、燻ったまま長期化の様相も見え隠れしている。中国は3月末に理財商品の販売残高を初めて公表し、理財商品全体の約3割に当たる45兆円が元本保証なしの商品と発表した。全人代で示されたように、一部のデフォルトは容認姿勢で、第二四半期以降の理財商品の償還集中を考慮すると、チャイナ危機はこれからが本番。ウクライナ問題の長期化は、金融市場の上値を抑えている要因になりそうで、株が一時的に買われ、NY金が売られる流れが、大きく長く続く可能性は極めて低いと考える。「安全資産」としての金(GOLD)の見直し買いは継続するだろう。

1

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事