原油生産は各地で拡大

 原油のニュースは、増産のニュースがあふれている。米国では寒い冬であったにも拘らず主要二大シェールオイル・ガス油田からは、大量の増産が行われているというニュースがあり、中部カナダ国境に近いノーズダコタ州とモンタナ州のBakken油田では、12月~1月の生産量が日量1万6千バレルだったものが、2月には90万3千バレルに増加し、同様にテキサスのEagle Ford油田では1万1千バレルが114万バレルに急増しているという。

 ロシアのLukoilは、イラクで、世界最大の油田を開発している。イラクのWest Quma-2油田では日量40万バレルの生産を祝って祝賀会が開催されたが、今年の年末までには日量400万バレルに増産される見込みだという。イラクの生産量はすでにOPEC諸国で二番目になっており、2月は日量350万バレルが生産されている。このWest Quma-2油田の確認埋蔵量は140億バレルと見られており、ロシアのLukoilは75%のシェアを保有している。
 Lukoilはロシアで二番目に大きい石油企業で、昨年は前年比1.1%の増産を果たし、今年は、イラクのWest Quma-2プロジェクトを含めると1.5%増になるという。
 イラクでは、ロシアが開発しているこのWest Quma-2油田以外に、英国BPが開発しているRumaila油田、ExxonとZubairが開発しEniが2010年から操業しているWest Quma-1油田等の新規油田があり、2014年の生産量は日量400万バレルで、そのうち輸出目標は日量340万バレルであるという。

 原油は現状でさえ供給過剰気味となっているが、更に南米等世界各地で増産されており、その割には需要は新興国のモータリゼーションが頼みである。しかし、新興諸国の景気が陰り、自動車販売量が横ばいとなると、供給過剰は一層拍車をかけるだろう。

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事