金市場

 ウクライナ情勢は解決の糸口を全く見出せず、16日のクリミア自治共和国のロシア編入を決議する住民投票を迎えることになる。ロシア系住民が圧倒的に多く、編入が決定される見通しで、それを意識してクリミア議会はすでに独立宣言を議会で可決している。一連の動きに欧米各国は猛反発しており、17日からのロシアに対する追加制裁をほのめかしている。現時点のロシアに対する制裁は小口に過ぎず、経済制裁までいえる状況には至っていないが、17日以降には経済制裁に踏み切る可能性が十分考えられる。
 住民投票以降にウクライナ情勢の混乱が収まるはずもなく、その後のシナリオが全く読めない状況の下、地政学的リスクのヘッジとして、引き続き金を買い動きに資金が向かうとみられる。
 NY金期近4月限は3月3日の1355.0ドルを上抜き、相次いでストっプロスがヒットして12日から1370ドル台に水準を切り上げている。取引水準を着実に切り上げており、一段高もリスク回避の動きから十分予想される。
 期近4月限のチャートをみると、昨年10月28日の1361.1ドル、そして、昨年9月19日の1375.3ドルをそれぞれ上抜いており、次の上値メドは昨年9月9日の1391.1ドルとなる。それを上抜き、1400ドルを突破すると、昨年8月28日の高値である1430.2ドルが視野に入る。

NY金4月30日移動平均線

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