週刊石油展望

 先週のWTI原油は前週比0.13ドル安の101.90ドル、ブレント原油は前週比0.38ドル安の108.42ドルとなった。
 前週末2月28日のWTI原油は複数の米経済指標の改善による株高、対ユーロにおけるドル安の進行を受けて反発した。週明けはロシアによるウクライナへの軍事介入が懸念され、地政学上リスクの高まりから急伸。また、ロシアの軍事行動をうけて米国がロシアへの制裁を検討するとの報により、原油輸出国であるロシアの供給に影響するとの懸念が拡大したことも買いを誘った。しかし、翌4日はロシアのプーチン大統領の記者会見を受けてウクライナ情勢を巡る緊張が緩和されたことにより大幅な反落となると、5日にかけてはEIA発表における米原油在庫、留出油在庫の予想外の増加が嫌気されたことから下げ幅を拡大した。その後は、急落を受けて短期的な買いがはいったことから100ドルの節目を割り込むには至らず、ECBが政策金利を据え置き、今年度の経済成長見通しを引き上げたことによるユーロドルの上昇に連動して反発となった。
 国内市場は、ガソリン、灯油共にクラックが堅調となった。 一部元売りの重質油脱硫分解装置出火事故を背景に週初めから期近を中心に上昇。週半ばはウクライナ情勢の緊張緩和をうけた原油安に連動して上げ幅を縮小する場面も見られたが、株高、円安、製品輸出や減産による在庫の減少により買い支えられた。

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