天候プレミアムを買う動きに拍車がかかるトウモロコシ

 シカゴトウモロコシは期近3月限の第一回受け渡し通知日である2月末を意識した整理商い一巡後、一段と急伸し、4日には長期トレンドの節目である200日移動平均線を越える動きをみせている。取引中心限月が200日移動平均線を越えたのは昨年3月末以来のことである。200日移動平均線を壁にして長期下降トレンドを形成していたトウモロコシ相場であるが、シカゴオーツ麦の急騰をキッカケにして、南米のトウモロコシ減産や2014年度の米国トウモロコシの作付面積減少がより注目される状況となり、ネットロングに転じたばかりのファンドの積極買いが続いている。
 米農業フォーラムで示された2014年度の米国トウモロコシの作付面積は9200万エーカーで、前年度実績の9540万エーカーから大きく減少すると想定されている。しかし、高水準の165.3ブッシェルのイールドが設定されたため、生産高予想は過去最高の139億8500万ブッシェルが示され、豊作警戒の中、2月下旬の調整安にもつながっていたとみられる。
 しかし、南米のさらなる減産観測が強まり、米国の作付面積の減少によって、天候リスクを警戒するムードが一層高まる状況になったため、ファンドは積極的に天候プレミアムを買う動きをみせている。
 10日に米農務省は需給報告を明らかにする。注目はブラジル、アルゼンチンの生産高予想で、ロイター通信が集計したアナリストの事前予想平均は、ブラジルのトウモロコシ生産高が6903万トン(前月発表は7000万トン)、アルゼンチンは同2335万トン(同2400万トン)。前年度実績はブラジルが8100万トン、アルゼンチンが2650万トンで、軒並みさらなる減少が必至な水準となっている。

シカゴコーン200日移動

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