寒波の下、作付面積の大幅減少観測で先高期待強まるトウモロコシ

 20日から米農務省主催の農業フォーラムが始まり、冒頭で米農務省の主席エコノミストが2014年度の米国の主要農産物の作付面積予想を明らかにしている。
 米国トウモロコシの作付面積予想は9200万エーカーで、今後10年間の需給バランスを公表したベースラインで示された9350万エーカー、さらに前年度実績の9540万エーカーを大きく下回っている。ちなみに、米国大豆の作付面積予想は7950万エーカーで、ベースラインの7800万エーカー、前年度実績の7650万エーカーのいずれも大きく上回っており、対照的な内容となっている。
 この数字はあくまでも仮定であり、米農務省は2月下旬から3月初旬の実地調査に基づく作付意向面積を毎年、3月末に発表する。この意向面積の指標になるのが今回示された作付面積となる。
 例年、ベースラインとフォーラムで示される作付面積に大きな変化はないが、今年はかなり乖離した数字となっている。これは、寒波の長期化が影響していると考えられる。平年並の降雨・降雪が確認されているものの、寒波の影響で表土付近はかなり凍っており、土壌に浸透する状況になっていないとみられており、実際、冬小麦は乾燥懸念で作柄悪化が深刻化している。
 また、寒波の長期化で、春の訪れもかなり遅くなるとみられるため、4月から始まるトウモロコシの作付リスクを軽減することは避けられず、生産者の作付意欲の後退も想定した数字とみられる。しかしながら、市場ではさらに少ない作付面積も予想されており、実際には9000万エーカーに近い水準になると推測される。
 ところで、21日にはこの作付面積を参考にした需給バランスも明らかにされるが、ベースラインで示されたよりも供給減は必至の状況で、ベースラインの期末在庫である26億0300万ブッシェルを大きく下回ることが予想される。

シカゴコーン3月

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