週刊石油展望

 先週のWTI原油は前週比2.44ドル高の100.10ドル、ブレント原油は前週比1.07ドル高の108.37ドルとなった。
 前週末7日のWTI原油は大幅に続伸した。米非農業部門雇用者数が予想を大幅に下回り、米量的緩和縮小ペースの鈍化懸念が生じたことにより対主要国通貨でドルが売られたことや、米北東部における寒波の影響による留出油需要増加期待等が背景となった。週明け10日は主要材料を欠く中、引き続き前週末の流れが意識され、WTI原油は小幅高となったが、一方でブレント原油はリビアの原油生産回復の報を嫌気して反落相場となった。翌11日はイエレンFRB議長が米量的緩和縮小を継続する可能性を示唆したことから、WTI原油は手仕舞い売りがみられ、小反落となった。しかし、12日はOPECが今年の世界石油消費見通しを上方修正したことや、EIA統計でクッシング原油在庫の減少が確認されたことを好感して上昇すると、翌13日も寒波による石油製品の上昇に連動してWTI原油,ブレント原油共に買い支えられる展開となった。
 国内市場は、大手元売りの製油所が定修入りする中、原油の上昇に連動して灯油、ガソリン共に上昇した。しかし、依然として陸上市況の売り圧力が強く、現物市場が冴えないため、当限を中心にクラック幅は縮小となった。また、一部元売りが15日からの外販仕切り価格を全油種引き上げを行ったことや、最近の気温の低下による灯油の需要回復期待から現物市場の下値を探る動きもみられる。

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