底入れから上昇トレンド形成へ向かうトウモロコシ

 10日に米農務省は需給報告を発表する。ロイター通信が集計したトウモロコシに関するアナリストの事前予想平均は、米国の期末在庫は16億1900万ブッシェル(前月発表は16億3100万ブッシェル)、世界の在庫は1億5960万トン(同1億6023万トン)、ブラジルの生産高は6999万トン(同7000万トン)、アルゼンチンの生産高は2382万トン(同2500万トン)となっている。いずれも下方修正が期待されており、需給報告発表前後の支援材料になるとみられる。1月の発表では特に世界の在庫減少がシカゴトウモロコシの大きな支援材料になっていたが、今回の予想平均を軒並み下回ると、現在のシカゴトウモロコシの底入れからの上昇トレンドの動きに拍車がかかることになるとみる。
 シカゴトウモロコシの出直りのキッカケとなったのは前週末に発表された週間輸出成約高で、180万トンの高水準を記録している。ウクライナと米国のトウモロコシが競合するこの時期に、シカゴ市場の価格低下とウクライナの輸出急減に伴って、米国トウモロコシの輸出競争力が増し、需要拡大観測がファンドの買いを招くこととなった。6日に発表された最新の週間輸出成約高は170万トンと前回に匹敵する高水準といえる。
 ところで、2月2日に米農務省が発表した1日現在の冬小麦の作柄状況で、最大の冬小麦生産州であるカンザスの優と良の合計は1ヶ月前と比較して58%から35%に急低下している。極劣と劣の合計は6%から20%に膨らんでいる。カンザスに次ぐ冬小麦の生産州であるオクラホマの極劣と劣の合計は8%から24%。いずれも土壌水分不足が影響したと指摘されている。

シカゴコーン3月

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