買い転換のトウモロコシ

 30日に米農務省が発表した23日までの一週間の米国トウモロコシ輸出成約高は194万3600トン(うち2013年度分は183万7900トン)で、かなり高水準の成約高を記録している。現時点で米国の輸出競合国はウクライナであるが、ウクライナ産よりも輸出価格が安価になったことで、米国産への引き合いが急増したとみられている。主な成約先は日本79万7800トン、仕向け先不明30万5900トン、スペイン27万トン、エジプト12万トンとなっている。
 米国産の輸出に関して、中国の輸入拒否の長期化が懸念材料になっていたものの、もともと中国の買い付け数量は極めて少なく、今回の一週間分の成約高を年間に手当てするかどうかの水準だけに、市場では中国要因を売り材料にしなくなっている。
 シカゴ期近3月限は50日移動平均線での下値固めの動きをみせている。一目均衡表の雲にようやく足を踏み入れており、今後は雲を上抜け、本格的な上昇トレンド形成につながるかどうか注目される。また、20日移動平均線と50日移動平均線がクロスすることで、長期下落トレンドの終焉も意味することになるだろう。
 ところで、大豆市場では過去最高の生産高が予想される南米産の将来的な供給増が荷圧迫になることが警戒されている。対照的にトウモロコシは作付面積の減少もあり、ブラジル・アルゼンチンとも減産の見通しである。米農務省の1月の需給報告での生産高予想はブラジルが7000万トン(前年度は8100万トン)、アルゼンチンが2500万トン(同2600万トン)となっており、南米の荷圧迫はここまでみられない。

シカゴコーン一目

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