株価急落

 先週末24日は、米国株価が▲318ドル値下がりして1万5879ドルになり、27日の日経平均株価が一時約2か月ぶりに1万5千円を下回り、日中の終値は▲385.83円安の15,005.73円だった。
 東京商品市場では、プラチナ・パラジウムが急落し、ゴムや原油、ガソリン、灯油、穀物全般が下落している。唯一上昇したのはコメ価格のみである。東京金もNY金が上昇したにもかかわらず、円高を見て下落している。ドル円は27日の朝方101.77円まで円高に振れた後102円半ばで推移している。中国の理財商品のデフォルト懸念や米連邦公開市場委員会(FOMC)による再度の金融緩和縮小が行われるという予想が市場を萎縮させ、新興国通貨は軒並み安となり、その分円が買われている。円高は株安につながり、商品安にもしている。
 これは一種の調整安であろうと思う。ドル高円安の調整であり、株価も昨年末からの上昇の調整であろう。ドル高新興国市場通貨安は、中国経済への不安と合わせて世界の景気回復を遅らせるものとの見方になっている。こうした環境の中でFOMCは今日明日の会合で、敢えて金融緩和の縮小を継続するのか見通せなくなっている。
 金価格はインドの金輸入規制緩和の期待がNY金を買わせたが、インドルピーも急激に安くなっており、規制緩和は先送りされそうである。そうなれば明日の金価格は下落する可能性が強い。
 プラチナ価格は、需給面から言えば強くて当たり前であるが、上記背景から急落している。高過ぎるぜというニュアンスはプラチナには通用しないと思っているのは筆者くらいかもしれない。
 私はあくまでプラチナ価格は強いと思っている。2012年が▲10.6トン、2013年が▲18.8トンの供給不足であったが、今年は更にこのギャップは広がると思っているからだ。ストライキそのものが問題なのではなく、ストライキによって生産ができないことが問題であり、たとえそれが2日であろうが、3日であろうが、ただでさえ足りない生産がますます足りなくなり、一方で需要はどんどん増えており、中国は2013年前年度比21%増の96.4トンのプラチナを輸入している。その中国は世界一のプラチナ需要国である。
 今日下がったものが明日上がり、今日上がった価格は明日下がるということではなかろうか。

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