ようやくプラチナ価格が上昇してきた

 ようやくプラチナ価格が上昇してきた。昨年秋からプラチナは高くなると言い続けてきた甲斐があった。1月20日東京プラチナ価格は4968円となっており、12月24日の4490円から478円上昇いるが、まだまだ上昇途中であろう。
 
 直接の原因は、1月19日に南アフリカの鉱山組合AMCU(鉱山・建設労働者組合)がまず世界第3位の鉱山会社LONMIN社において20日から48時間ストライキに入ることを通告、続いて世界第二位のIMPALA社でも、世界第一位のANGLO PLATINUM社でも同様の動きを見せているからである。
 
 しかし、その背景には、
① 自動車需要が世界的に増加している。ことに欧州では、財政危機から自動車の売り上げが長く減少していたが、昨年9月から乗用車新車登録台数が、前年比増加に転じており、その半分以上はディーゼル車であるので、プラチナの触媒需要が増加する見込みであること、
② 中国でも排気ガス規制が強化され、自動車触媒需要が伸びる見込みで、すでに11月までに中国のプラチナ輸入量は前年比+31%増となっている。
③ 中国やインドでブライダル用のエンゲージリングが従来の金の指輪からプラチナに代わりつつあり、その需要は膨大で、昨年は中国が宝飾品需要だけで世界一のプラチナ需要国になっている。
④ 金の生産量は漸増しているのに対し、プラチナの生産量は漸減している。更に金の需要量は漸減しているのに対し、プラチナの需要量は毎年増加している。等の理由がある。ETFも金は減少しているが、プラチナETFの売れ行きはずっと増加し続けている。

 こうした説明の具体的なセミナーは、来る2月5日午後5時に日本商品先物取引新興協会の主催で、東京商品取引所セミナールームにて行う。詳しくはそのレジメを見ていただきたいが、いかにプラチナが生産が硬直的で、需要が増加中であるかは良くわかると思う。筆者にしてみれば、これだけプラチナ価格が上がる、上がると言ってきたが、ようやく市場が反応してくれたという気持ちである。

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