2014年大発会の価格

 1月6日の東京株式市場で日経平均は大幅反落し、終値で2013年2月24日以来の節目16,000円割れとなった。また、東京商品市場では、中東産原油は大幅反落。中心限月5月限は前営業日比▲3,790円安の6万7,460円で取引を終えた。年末年始の米欧原油相場が需給緩和観測を背景に大きく下落した上、為替相場が昨年末に比べ円高・ドル安に振れたことから、大発会の立ち会いは手じまい売りが先行し、サーキットブレーカーの発動を交え、急落で始まった。
 悲観的な幕開けになったとして嘆く人も見かけられたが、実際はそれほどでもないと思われる。
 株価下落の主な背景として、昨年末の大納会まで9連騰していることを忘れてはならない。また、日本人にとって1月6日は正月明けの初取引という意味合いがあるが、米国市場は1月2日から開いており、すでに2014年の市場は第2週目に入っている。
 昨年1月4日を100とした指数では、クリスマス休暇明けの12月25日のダウ平均株価は、120.1で、1月2日までに123.4まで3.3%上昇している。それが、先週末には122.6
まで0.8反落しただけの話で、クリスマス休暇前の121.3に比べれば米国株は1.3%上昇している。日本の株式も昨年末の急騰の反落であると解釈できる。
 NY原油価格は11月20日の100.3から12月30日には107.8に急騰している。99.3ドル/バレルが103.3ドルになったものだ。これが1月4日94.0ドルに下落した。年末の薄商いと寒波の襲来、NY原油在庫の減少等があったため上昇し、その後今年に入って在庫が増加し、インパクトが薄れてきたため下落した。その間日本は休暇であったので、突然価格レベルが変わっていたように思えただけである。
 これらの価格の下落があたかも一年を占うように感じるのは間違いであろう。
 東京プラチナ価格は、12月26日の4,499円から1月6日には4,760円と+261円高、+5.8%高となっており、東京金価格も4,023円から4,167円まで+144円高、+3.6%高となっている。
 商品市場にとっては、上がるにせよ下がるにせよ、出来高の多い幸先の良い滑り出しと言えよう。本日行われた商品5団体の年始祝賀式では、業界団体、官庁、取引所がそろって、このままではいけないという悲愴な年賀祝辞を述べていた。産業インフラとしての取引所を残すために、関係者一同相当真剣な表情であった。
 過去の姿は捨て去って、新しい一年を迎えたいものである。

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