2014年の原油・石油相場は米景気次第!?

 商品市場から株式市場への資金シフトの流れは長期化する気配をみせており、貴金属、特に実勢悪の金が急落を強いられている。商品市場のひとつであり、重要な位置を占める石油市場からの資金引き揚げも警戒され、状況的には分が悪いものの、強気のファンダメンタルズが後押しして、堅調な地合いを続けている。2014年の石油市場はどういった相場になるか占ってみたい。
 最大のポイントは、米国の景気回復が石油需要の拡大につながるかどうかである。10月以降、日量平均で2000万バレル以上の石油需要が久しく続き、12月に入っても2000万バレルを越える需要を記録している。需要の好調を占うバロメーターの水準であるため、景気回復が需要を引き上げていると推測される。
 一方、米国の原油生産は相変わらず高水準で、11月現在で日量800万バレルを越えているが、2016年までのは過去最高に近い日量950万バレルに達するとの見通しを米EIA(エネルギー情報局)は予想している。ちなみに、過去最高は1970年の日量960万バレルである。
 この供給増は今後とも大きな重石になるとみられるが、どこまで需要がカバーできるかが注目される。この需給バランスから、NY石油製品の動きがブレントやWTIを占う上での重要なバロメーターになるだろう。石油製品の強調地合い次第で、ブレントの120ドル、WTIの100ドル台半ばまでの上昇も想定される。
 ところで、年明けからNY原油の認証在庫であるクッシングから米ガルフへの新たなパイプラインが開通するため、認証在庫の減少がWTIの支援材料になるとも考えられる。WTIはその内部要因でかく乱されることも予想される。

NY原油50ヵ月

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