売り叩けなければ反発も(NY金)

FOMC(12月17~18日)では、来年1月からのQE3減額が決定された。具体的には、米国債の月次買取額が450億ドルから400億ドル、エージェンシーMBSの買取額が400億ドルから350億ドルに減額される。今後の減額ペースについて声明文では「今後入手される情報で概ね裏付けられれば、委員会は将来の会合で資産買取りペースをゆっくりとしたペースで一段と縮小する公算が大きい」とした。フォワード・ガイダンスについては、失業率およびインフレ率の上限の数値基準が維持され、定性的なガイダンス強化が採用。「失業率が6.5%を下回ってもかなりの間、特に予想インフレ率が委員会の長期目標である2%を下回り続けるならば、現在のFF誘導レンジを維持することが適切になる公算が大きいと委員会は現在予想している」とインフレの下方リスクを意識し、定性的にガイダンスを強化する形をとった。月額100億ドルという緩やかなペースでの量的緩和減額を決めた一方、フォワード・ガイダンスでは、ハト派的ニュアンスが強い文言を盛り込み、緩和縮小したものの、全般的には緩和的な内容を示す格好となった。

マーケットも緩和縮小を嫌気する場面も見られたが、緩和的な状況は継続するとの期待感からリスクオンの動きとなり、株高・ドル高で反応した。NY金はドル高を嫌気して売られたものの、心理的節目1200ドルは維持している。12月6日発表の米雇用統計の際も、強気の内容を受けてドル高に振れた事を嫌気したが、結局1200ドルを割り込むことができず、売り方の失望感からの買い戻し主体で1260ドル台まで自律反騰となった。今回もテーパリング決定でドル高に振れているものの、このまま1200ドルが維持されるようなら、6月28日安値が当面の底値候補となり、クリスマス~年末年始の休暇前に、売り方の買い戻しが進む可能性も想定しておきたい。

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