厳冬を材料に上昇を模索する石油製品市場

 NY天然ガス相場が12月に入っても一本調子の上げをみせている。期近ベースで12月に入っての上昇率は12日現在で10.7%、11月からの上昇率は22.3%となっている。米北東部を中心とした厳冬を手がかりにして需要拡大観測からの急騰である。
 NY市では週末から週明けにかけて一段と冷え込み、最高気温も氷点下となり、最低気温はマイナス10℃前後まで低下するとみられている。
 こうした厳冬は世界的な兆しとなっており、暖房油の需要拡大が期待される状況にある。米国では天然ガスのウエイトがかなり高いため、ヒーティングオイルの上昇はまだイマイチで、12月に入って逆に調整安をみせている。定期修理明けの製油所の稼働率が急速に向上し、高水準の原油在庫の取り崩しの一方、石油製品在庫が増加傾向を示しているためである。石油需要が好調であれば、石油生産の増加分をカバーできるものの、高水準の原油在庫の取り崩しが大規模であること、石油需要が後退していることから、製品在庫の増加が余計に目立っている。今後とも、原油在庫の減少に伴う石油生産の増加傾向が続くとみられ、天然ガス相場のように上昇トレンドをヒーティングオイル相場が形成するのはかなり難しいとみられる。

NY天然ガス

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