週刊石油展望

 先週のWTI原油は前週比5.16ドル高の97.34ドル、ブレント原油は前週比0.47ドル高の111.35ドルとなった。

 週序盤は、中国と米国の経済指標が良好だったことやNY原油の受渡し場所となるオクラホマ州クッシングからテキサス州ポートアーサーを結ぶキーストーンXL パイプラインの南伸部分(処理能力 日量70万バレル)の操業が来年1月に開始される計画が明らかになり、クッシング原油在庫のだぶつき解消期待や米石油協会(API)統計での原油在庫急減などが好感されたことを受け大きく上昇。 一方でブレント原油は米パイプライン稼働により裁定取引が活発化し下落する動きとなった。そして、翌日に発表された11月の米ADP雇用者数が予想以上に大幅増加し連邦準備制度理事会(FRB)による早期の量的緩和縮小観測が強まったことから上昇の勢いは一時的に緩やかになった ものの、米エネルギー情報局(EIA)統計でも原油在庫が予想以上に急減したことから再び上昇に転じた。ただし、海外原油市況は上記の理由から堅調ではあるが、国内市場に関しては米国の量的緩和縮小観測を受て円高になったことから週末にかけて値を下げた。また、週末の米国雇用統計の発表前にポジション調整も進んだものと思われる。
 WTIとブレントのスプレッドは、パイプライン延伸の報道をきっかけに先週末の18ドルから14ドルへとおよそ4ドルほど縮小した。

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事