長期下降トレンドに終止符を打ったトウモロコシ

 10日に米農務省は需給報告を明らかにする。現在、バイオ燃料の使用削減法案が米EPA(環境保護局)によって議会に提出されているが、まだ審議の最中にあり、オバマ米大統領の署名に至っていない。このため、今回の需給報告で、バイオ燃料の大部分を占めるエタノール需要の下方修正は見送られると考える向きが多い。ロイター通信が集計したアナリストの事前予想における米国の期末在庫の予想平均は18億7100万ブッシェル(予想レンジは17億3700万~20億1300万ブッシェル)で、前月の18億8700万ブッシェルから、若干ながら下方修正されるとみられている。米国では秋以降のガソリン需要がかなり好調だったため、エタノール需要も必然的に好調だったとみられ、エタノール需要の上方修正が予想されている。それでも20社中、2社が20億ブッシェル以上の在庫を予想しているが、これはバイオ燃料の削減を意識した数字といえるだけに、20億ブッシェル前後の水準が明らかになれば、市場では失望売りが台頭することになると考えられる。
 ところで、中国では米国産トウモロコシの入荷が一時ストップしているという。未認可の遺伝子組み換えの米国産トウモロコシが入っていたためで、米国からの中国向け輸出が後退するとみられ、週明けに一時急落したシカゴトウモロコシだったが、その後急反発している。中国向け輸出が限定的であること、下値では実需の買いがみられ、また堅調な現物相場の動きが支援材料になっていたとみられる。

シカゴコーンパラボリック

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