ゴム相場

 あるテレビ番組から来週の出場依頼があったが、まだそのテーマを絞れていない。米国市場が感謝祭のため休場で、これといったニュースのない状況で推移している。金価格は、米国の金融緩和縮小の話題も何度も取り上げられて食傷気味であるし、プラチナは南アで世界第4位のNORTHAM PLATINUM社において11月3日からストライキが行われており、また世界最大のANGLO PLATINUM社でもスト権が確立していつストライキが起きても不思議ではない状況にもかかわらず、プラチナ価格は一向に反応しない。ほぼ金と同じ動きをたどっている。
 穀物は、南米の好天により作付が順調に進んでいるため、豊作の米国産穀物の大量出荷があるため価格は抑えられている。
 一時はブラジルの火災等で上昇した砂糖価格も結局今年の供給過剰予測から一時燃え上がった火は消えてしまった。
 感謝祭から連続してクリスマスまで休むファンドマネージャーも多く、年末まで飽きないは一層閑散とするだろう。
 唯一上昇しているのは東京ゴムであり、タイの反政府デモが政府機関前で行われており、これが農村部に広がる懸念があるとして二日連続で急騰している。
 東京ゴム価格は26日の258.6円が先週金曜日は11.7円高、本日は5.1円高と二日で275.3円まで6.5%上昇している。また上海ゴム市場は、28日が265元高、29日が300元高、2日が155元高と3日間で720元高の19,655元に2.3%上昇している。
 上海ゴム在庫は29日▲2万1044トン減と大幅に急減しており、17万2022トンあったものが15万978トンに▲13.9%減となっている。おそらく、中国のゴム消費者がタイからの出荷が遅れることを懸念して在庫を引き出したものであろう。
 こうした動きは価格を上昇させるが、少し乗り遅れるとその反動が怖い。12月はタイやインドネシアからのゴム出荷量が多い時期であるので、今後タイからの出荷が順調に行われれば、再び上海の在庫は一時的な減少に留まり、今後増加する可能性がある。
 実際にどの程度農村部に反政府デモが影響し、それがゴム生産や輸送に影響があるかはわからないため、心理的なものだと思われ、いずれデモが収束すれば価格は下落するのではないかと思われるが、はっきりしたことはわからない。当面は価格が上昇することは十分考えられるが、その後については、タイの政情次第であろう。

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