週刊石油展望

 先週のWTI原油は前週比1.06ドル高の95.17ドル、ブレント原油は前週比1.52ドル高の109.89ドルとなった。

 前週末の海外市場はイランの核開発協議の難航を理由にICEブレント原油は続伸した。しかし、週末にイランが核開発計画を縮小する見返りに経済制裁を一部緩和することで合意したことを受け、週明けの東京市場は軟調な展開。25日の海外市場はイラン核協議合意を受け急落して始まったものの、ゴールドマン、モルガン・スタンレーなどがイラン核協議合意による石油供給へのインパクトは限定的との見方を示すと下値を切り上げる展開となりICEブレント原油は一時、プラスサイドを回復して取引を終了。26日の東京市場は円安に加え、海外原油夜間取引が上げ幅を拡大させ急反発、概ね1000円を超える上げ幅を記録した。翌27日の東京市場は、前日の海外市場で米原油在庫が10週連続で増加する見通しとのファンダメンタルズの弱さが意識され下落した流れを受けマイナスサイドでスタートしたものの、円の先安感も強く押し目を買われる展開、とりわけ灯油の需要限月の期近3本が1000円を超える大幅高となり全油種ともプラスサイドを回復して取引を終了した。27日の海外市場はWTI原油がAPI、EIA統計での原油在庫の大幅増加を受け今年6月以来の水準まで大幅下落、一方ICEブレント原油は前日の安値水準で下げ止まるとプラス引け、ICEブレント原油とWTI原油の格差は19ドルと今年3月以来の水準まで拡大した。翌28日の東京市場は大幅続伸。円安期待に加え、場中に発表された中国の工業利益が前年比+13.7%と上昇したことを受け午後から株式市場も一段高となり石油市場は連れ高の様相、さらに主要出元がガソリン、灯油の仕切り価格を4円値上げとのアナウンスを受け製品主導での急騰となった。28日の米国市場はサンクス・ギビングデーで休場、29日も短縮取引となる。週末29日の東京市場はガソリンは堅調、灯油はまちまち、原油は軟調な展開。ガソリンは出来高が3日連続で10000枚水準と活況で取組高も増加傾向となった。

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