騰勢強める金相場

 NY金は再び先高期待を強めている。安全資産として再評価されたと指摘されているが、週明け24日にシティグループが強気の価格見通しを示したことで、買い安心感が市場に広がり、安全資産として改めて金が注目されたと考えられる。
 今年の夏場にかけて、NY金は年末にかけ2000ドルを目標に上昇トレンドを形成するとの予想が支配的だった。ゴールドマンサックスやモルガンスタンレー、ドイツ銀行などが相次いで強気の見通しを示し、実際、NY金は9月6日に1923.7ドルの高値をつけている。急騰に対する懸念からCMEは8月から9月にかけて3度も証拠金引き上げを実施し、証拠金は結果的に倍増することとなり、こうした価格抑制の動きが影響して、NY金はその後急落を強いられ、9月26日には1535.0ドルまで下落。その下げ幅は388.7ドルに及んでいる。1500ドル台までの急落で、市場での先高期待は大きく後退し、しばらく1600ドル台で一喜一憂する動きをみせていた。
 その局面でのシティグループの強気予想は市場に新鮮な空気を吹き込ませたともいえる。2012年のNY金の予想平均価格を1950ドルとしており、前回予想の1650ドルから大きく引き上げている。急落局面でもゴールドマンサックスなどは2000ドルとの強気の予想を堅持していたが、シティグループの場合、その上昇局面でも低めの価格設定だったものの、この急落した段階で強気の見通しを示したことに大きな意義があったとみられる。この強気の価格見通しで、実需の買いも今後期待できるとして一気に1700ドル台まで駒を進めている。

NY金

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