トウモロコシはエタノール需要減必至の情勢で、下値追いの展開へ

 米EPA(環境保護局)は2014年のエタノールのガソリン含有を2007年の法律で制定されている144億ガロンを見直し、130億ガロンに引き下げると発表している。まだ、議会の承認を得ていないため、とりあえず法案提出の段階ながら、オバマ静観はこれを是認する旨を明らかにしている。
 2007年の法律ではエタノール消費の拡大を唱っており、2013年は138億ガロンだったが、これも下回るとしている。9月に引き下げの噂が流れたものの、米EPAはまだ検討の段階としていた。今回、正式な具体策を打ち出したことで、ほぼ100%であるエタノールの原料であるトウモロコシのエタノール需要の後退は避けられないといえる。
 米農務省は先日の需給報告で、2013年度のエタノール需要を49億ブッシェルとしており、2012年度の46億4800万ブッシェルから引き上げている見通しを維持していたが、今回の動きで2012年度よりも下回ることは法案成立となれば、確実となる。
2013年度の期末在庫は18億8700万ブッシェルとなっている。これに2012年度のエタノール需要は据え置きとなった分、期末在庫に加算すると、21億3900万ブッシェルとなる。
 また、米農務省は輸出需要を今回大幅に引き上げ、14億ブッシェルと予想している。2012年度の7億3100万ブッシェルからのほぼ倍増である。2011年度の輸出需要が15億4300万ブッシェルだけに、実現不可能な水準でもない。ただし、ここ数年、ブラジルとウクライナの輸出攻勢で、米国の輸出シェアは大きく低下し、2012年度の米国の輸出シェアは20.3%(2011年度は33.5%、2010年度以前は50%以上)に急低下している。これが2013年度には32.2%に大幅に回復するとしている。

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