週刊石油展望

 先週のWTI原油は前週比2.15ドル安の94.38ドル、ブレント原油は前週比6.27ドル安の103.03ドルとなった。

 前週末1日の原油相場は、ユーロ安/ドル高の進行やファンダメンタル面での弱さを受けて続落。外為市場において、ユーロ圏での雇用情勢悪化やインフレ率低下により、対ユーロでドルが上伸、割高感から原油は圧迫された。また、前日に引き続き在庫の大幅増が意識され、終日弱かった。さらにブレントは、リビアの生産回復見通し、チャート面での悪化が嫌気され、下げ幅は大きくなった。

 週明け4日は、供給過剰懸念がくすぶる中、押し目を買うにも、戻りを売るにも特に材料はなく、横ばいとなった。一方ブレントは、リビアの2つの石油ターミナル操業再開見込みから下げるも、売られすぎ感からプラスサイドで終了。翌5日は、需給緩和懸念を材料に反落。原油在庫の7週連続積み増し見通しが嫌気された。また、2014年のユーロ圏経済成長率の見通し引き下げなどから対ユーロでドル高となり、こちらも相場を圧迫した。6日は、WTIが反発、ブレントは続落となる。EIA統計にて、原油在庫は+157.7万バレル(予想:+168.6万バレル)とほぼ予想通りであったものの、ガソリン在庫が予想を大幅に上回る減少幅を示し、WTI買い―ブレント売りが進行した。なお米ガソリン在庫は、昨年11月以来の低い水準となっている模様。7日は、ECBによる政策金利の引き下げがサプライズとなり、対ユーロでドルが買われ、原油は下落。また、米第3四半期GDP速報値が前期比2.8%増(予想:2.0%)となり、予想を大きく上回る結果であったことも、ドル買いに拍車をかけた。さらには、イラン核開発問題にて、国連常任理事国+独の6ヶ国と、イランが協議を開始し、市場では問題解決に向けた包括合意に向けての進展があるとの見方が強まったことによる地政学リスクの後退から、こちらも圧迫材料となった。

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