大豊作観測の下、トウモロコシは一段安避けられず

 10月最終日にシカゴトウモロコシ期近12月限は4.30ドルを割り込んで取引を終えている。3年振りの安値をさらに更新しており、時折、自律反発を期待した買いや値ごろ買いが入るものの、結果的に戻りは売り場提供となって一段安を強いられている。11月のシカゴトウモロコシの先安を意識しての下落ともいえる。
 さて、10月の米農務省の生産高予想・需給報告の発表が見送られ、11月8日の発表が待たれるところであるが、収穫されたトウモロコシのイールドが予想以上に良好とされており、高水準の生産高が期待されている。
 10月の生産高予想が発表されるとしてダウジョーンズが集計したアナリストの生産高事前予想平均は138億4200万ブッシェル(イールドは156.75ブッシェル)で、9月の米農務省予想である138億4300万ブッシェル(同155.3ブッシェル)とあまり変わりない数字だった。イールドは引き上げられているが、収穫面積が8910万エーカーから8820万エーカーに引き下げられるとみられたためである。
 イールドは当時の予想よりもさらに水準を切り上げ、160ブッシェル越えも期待されている。160ブッシェルとすれば、生産高は141億1200万ブッシェルとなり、収穫面積が同程度に下方修正されても、140億ブッシェルを大きく上回る生産高予想となる。実際、市場では140億ブッシェル越えの見方が支配的になりつつある。
 加えて、9月末に発表された9月1日現在の全米在庫の弱気な内容が影響し、2013年度の繰越在庫も大幅に上方修正されることになる。従って、供給増を背景して、2013年度の期末在庫は20億ブッシェルの大台に乗せることも十分考えられる。
 こうした弱気な米農務省発表が期待される中、11月に入ってもファンドの売りが継続するべきと考えるべきだろう。

シカゴコーン20日平均線

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