NY金、急反発。次の変化日は水星逆行期

 前回の当欄(10/8)で「NY金も資金配分に注意しながら、「急落・急騰パターン」に備えたいと考える」としたが、米国の債務上限引き上げ問題や連邦政府機関の閉鎖などを嫌気して1250ドル水準まで続落したNY金は、ギリギリの段階でのデフォルト回避を受けて、昨晩は急反騰、1300ドル水準を回復している。
米上下両院は16日、連邦政府閉鎖の解除と債務上限の引上げ法案を可決した。同法案(H.R.2775)は、来年1月15日までの「つなぎ法案(継続予算決議)」、および来年2月7日までの債務上限引上げに加え、12月13日までに追加の財政赤字削減に関する合意を目指す超党派委員会を設置するもの。
 同委員会は与野党メンバーで構成され、合意案は来年1月15日以降の歳出に反映される。今回のギリギリの決着で年明けまで安心との見方もあるが、共和党が引き続きオバマケアの変更を求めていることや交渉期間が短いことから、12月半ばまでに合意に至る可能性は低い。12月には再び「つなぎ法案」や債務上限を巡る与野党交渉が再開される可能性が高いだろう。チキンレースの茶番劇は繰り返されそうだが、ちょっとしたブレーキの踏み間違えで、一時的に崖から転落するリスクは潜在する。民主主義の悪い側面が出ている格好だが、一部の政治家の方にとっては、一時的なデフォルトで世界が混乱しても、自らの懐は大きく痛まない。それよりもメンツが大事、生理的な好き嫌いが大切と考える部類の方がいるのは、大きな波乱要因だ。保守強硬派の草の根運動「ティーパーティー(茶会)」系の共和党議は、連日のようにホワイトハウス近くで集会を開催。オバマ大統領を「社会主義者」と呼び、大統領が1期目に成立させた医療保険改革法の骨抜きを誓っている。ウォーレン・バフェット氏は、これらの動きを政治がもたらす「破壊兵器」だとの認識を示している。

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