NY金の戻り売り基調が鮮明に!!

 米共和党が短期間の債務上限引き上げを提案したことで、米デフォルト懸念が大きく後退したことで、10日のNYダウは今年一番の上げ幅を記録するなど、急騰を演じている。対照的に安全資産としての役割の解消も警戒され、NY金は急落を強いられ、株価の急騰に合わせて売り込まれることとなった。
 米デフォルト懸念で一時急伸したNY金だったが、その一方でリスクを警戒して金市場からのファンド資金の引き揚げは続いていた。10月に入って金ETFはまた減少傾向を顕著にしており、900トンの大台を割り込んでも減少傾向に歯止めがかからない状況を続けている。こうした実勢悪の中、唯一のリスク警戒が買い材料だったが、その買い材料の梯子を外された格好で、実勢悪から1290ドル割れも演じている。
 金を取り巻くファンダメンタルズは悪い状態が続いている。大型連休明けの中国の買いに期待して1330ドル台まで買い進まれる場面もあったが、結果的には期待外れに終わっている。中国の金需要は昨年もそうであるが、第4四半期に落ち込む傾向がみられる。先日までの国慶節と年明けの春節が大きなイベントであり、その間の消費は低迷する傾向がある。日本でもGWと夏休みの間の消費が一服するのと同じである。
 インドや米国の金の需要も相変わらず低迷している。インドでは10月、11月が金の最大の需要期であるものの、そのための買い付けの動きはなく、輸入規制や通貨安の影響で販売価格が高騰していること、景気減速の中、買い控えもみられるとして輸入は伸び悩んでいるとみる。伝統的なものだけに、需要増を期待する向きもあったが、ここまではその期待は空振りに終わっている。

NY金12月20・50日平均線

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事