日経平均の年初来安値更新から思う、2011年のマーケット環境

11月25日。株価下落、売買高減少、大手企業の不祥事。

負のスパイラルは混迷を極めているかのようである。

東証は、大証の合併、前場時間の延長など、これまで温めてきたカードをようやくここで切ったようだが、日経平均は冷酷にも2年8ヶ月ぶりの安値、つまりは年初来安値を更新しているのであった。

この「年初来安値」というキーワードを見たとき、この11ヶ月間本当に色々なことがあった・・・という印象を受けた。

欧州の信用不安を引きずったまま突入した2011年。

徐々に不穏な動きが高まってきた北アフリカ情勢はチュニジアのジャスミン革命を機に中東に飛び火した。

スエズ運河や原油のパイプラインを要する交通の要所エジプトや、OPECに加盟している原油生産国であるリビアなどがニュースに取り上げられるが、バーレーン、イラク、オマーン、サウジアラビア、クウェートなどの中東の産油国でも抗議行動が起きてた。

日本では、震災による電力不足懸念による、企業や官公庁舎でのサマータイム制の導入などの節電の動きが進む異例の事態。

一方米国では、FRBが昨年より継続していた量的緩和第2弾を6月末で終了。緩和によるドル安は金価格を歴史的高値へと導いた。

8月には債務上限引き上げ問題などを受けた歴史的ともいえる米国の格下げ。

7月末に発生が確認されたタイの洪水は、その後数ヶ月かけて北部の県から南部まで被害が拡大し、現在も日系企業の工場が集積する多くの地域が水浸しとなっている。

また、11月にはぬぐい去ることができない欧州の信用不安において、ギリシャ・イタリアなどの財政に不安を抱える国での首相が交代した。

統計・確率論、経験則では予想することができなかった数々の出来事が起きている2011年は、人類史上まれに見る不測の事態の連続の年であると言えよう。

次の資料を見ていただきたい。

これは2011年の年初(1月3日)と同11月23日を比べた合計88の銘柄についての変動率のランキングである。

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