週刊石油展望

 先週のWTI原油は前週比3.50ドル安の102.67ドル、ブレント原油は前週比0.33ドル高の109.02ドルとなった。
 前週末20日は国連安保理がシリアの化学兵器廃棄を目指す決議案合意に達するとの見方やリビア・イラクの原油生産回復などからWTIは続落したが、ブレントは週末前の安値修正の動きなどに支えられ反発した。週明けの23日は米主導のシリア攻撃の可能性が薄れたことで中東産油国からの供給懸念がやわらぐとともに、リビアに続きナイジェリアも原油生産が回復してきていることからWTI、ブレントともに1ドル超の下落となった。翌24日、WTIは米国内外で原油の増産、米国とイランの関係改善期待などから、原油供給に対する警戒感が薄れ続落したものの、ブレントは、先週縮小したWTIとのスプレッド見合いの買戻しやテクニカル面で支えられ反発した。25日、イランの核開発問題について関係各国との協議進展期待やEIA統計において原油在庫が予想外に増加したことを受けてWTI、ブレントともに値を下げたが、26日には短期的な売られすぎ感から買いが入り、WTI、ブレントともに反発した。ただ、米週間新規失業保険申請件数が予想外に減少し、金融緩和縮小が意識されたことで上値は限定的だった。

 国内市況は、週前半はガソリン・灯油とも現物市況の軟化から弱含みクラックスプレッドも縮小気味であったが、灯油に関しては納会日の当限に元売りとみられる買いが入ったことから、週後半にかけて1~3月限中心にクラックが拡大している。現物市況は、先物の下げや連休中の台風の影響で出荷や販売が伸び悩んだことから月末の消化売りが強まり、買い気が乏しい中でガソリン・灯油ともに軟調推移している。

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