週刊石油展望

 先週のWTI原油は前週比2.29ドル安の106.17ドル、ブレント原油は前週比2.95ドル安の108.69ドルとなった。
 前週末13日はシリア化学兵器の国際管理を巡り、米ロ外相協議の進展が期待されたことや、複数の米経済指標の悪化を受け、3日ぶりの反落となった。週明けの16日はシリアへの軍事介入懸念の後退を受けて続落。米ロ外相がシリアの化学兵器を2014年半ばまでに廃棄させる枠組みで合意し、シリアの政府高官も合意を歓迎する意向を表明したことが圧迫要因となった。また、17日は引き続きシリアへの軍事介入懸念の後退をうけるなか、リビアの原油生産が25%回復するなどの供給不安の緩和から下落するなど3日続落となった。しかし、翌18日は売られ過ぎ感から買戻されるなか、EIA統計において原油在庫が予想外の大幅な減少となったことや、FOMC発表で市場予想に反して量的緩和現行維持が決定されたことによりドル安円高が進行したことから、これまでの下落分を切り返す反発となった。しかし、その後はイランのロウハニ前大統領が核兵器開発を行わないと発言したことから核開発問題打開の兆しが見えたことや、納会を控えた手仕舞い売りに押され、軟調な展開となった。

 WTIとブレントのスプレッドは原油在庫の大幅な取り崩しや、原油需要の回復によりWTIの上昇幅が大きかったことや、リビアの原油生産回復を受けてブレント原油の下落が目立ったことから縮小した。

 国内市況はガソリンの当限が大幅に下落。出荷が100万klを下回るなど需要シーズンが一段落したことや現物市場が下落したことが背景となった。ガソリン期先はショートカバーがはいり、クラックは拡大した。灯油はこれまでの堅調の修正から期先を中心に売られ、クラックは縮小した。

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