ハーベストプレッシャー拡大必至のトウモロコシ

 米農務省が12日に発表した第2回目の2013年度の米国トウモロコシの生産高予想は138億4300万ブッシェルとなり、8月予想の137億6300万ブッシェルを上回っている。
8月の米コーンベルトはホット&ドライの天気に終始し、8月下旬には熱波にも襲われたため、イールドの低下は避けられないとみられていた。また、8月下旬の米農務省のレポートで、作付期の豪雨や洪水の影響でトウモロコシの場合、200万エーカー程度の作付ロスがあったと指摘されたため、今回の生産高予想での作付面積の下方修正も期待されていた。しかしながら、このいずれも期待に反する結果となり、イールドは逆に上方修正されて154.4ブッシェルから155.3ブッシェルに引き上げられ、作付面積は据え置かれてしまった。
 8月のホット&ドライのダメージが皆無だったとされたことが大いに疑問が残る。トレンドイールドは163.6ブッシェルで、今回発表されたイールドをベースにすると、作況指数は94.9となるため、現在の作柄に沿った内容ともいえる。8月までのイールドがやや低めに設定されたことに対する調整で、その調整のため、ホット&ドライのダメージがなかったように映る結果となっている。干ばつに強い遺伝子組み換え種子の影響ともみられるが、あとは灌漑設備の拡大が寄与したとも考えられる。
 作付面積の下方修正に関して、米農務省の別の部局が指摘していたことであり、今回は採用しなかったともいえる。収穫時に修正することもあるため、今後が注目される。ただし、大豆の作付面積は下方修正されたこともあり、トウモロコシの作付面積はこのまま下方修正されないことも想定される。

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