長期的な上昇トレンド形成過程のある大豆相場

 12日に米農務省は2013年度に入って第2回の生産高予想を発表する。8月のホット&ドライ、特に8月下旬は熱波となったことで、生育遅れでまだ着サヤ期にある大豆へのダメージが深刻化していると推測され、8月の米農務省の生産高予想である32億5500万ブッシェル(イールドは42.6ブッシェル)を大きく下回るとの見方が一般的となっている。
 そのイールド低下の程度であるが、42ブッシェルを下回るものの、さらなる大きな下方修正にならないとの見方と40ブッシェル以下の可能性を示唆する予想も出ている。
 FCストーンの生産高事前予想は31億4600万ブッシェル(同41.2ブッシェル)だが、アレンダールは29億8000万ブッシェル(同39.0ブッシェル)となっている。
 アレンダールのイールド予想では昨年のイールド実績である39.6ブッシェルも下回ることになる。現在の大豆の全米平均の作柄状況で優と良の合計は54%で、前年同期の30%をまだ大きく上回っている。作況指数でみても現在は97だが、前年同期は80。ただし、39.6ブッシェルという数字は最終実績の水準であり、昨年9月の生産高予想発表時点では35.3ブッシェルを米農務省は予想していた。昨年は8月からの恵みの雨によってその後の作柄改善が進んだことで、イールドはその後上方修正された経緯がある。
 このため、現時点でのイールド予想が40ブッシェル割れでもおかしくはない。また、昨年は8月から恵みの雨がみられ、土壌水分不足が改善に向かっていたが、今年は8月下旬、そして9月上旬と時間の経過とともに土壌水分不足が深刻化している。生育遅れの影響で、熱波のタイミングに着サヤを迎えた大豆も多く、サヤ落ちの可能性も相当懸念される。これから開花・着サヤ期を迎えることは不可能であり、昨年以上のダメージを受けたとみるのが自然な見解ともいえる。

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