週刊石油展望

 先週のWTI原油は前週比2.90ドル高の107.82ドル 、ブレント原油は先週比4.71ドル高の114.82ドルとなった。
 先週は、シリア情勢の緊迫化で原油価格は高騰となった。前週末23日は、米国の量的緩和の早期縮小観測後退で上昇していた ことに加え、レバノンの爆破事件が追い打ちをかけて上昇。また、リビアでは抗議運動者らによる油田の閉鎖や 同国最大の原油輸出港の閉鎖も上昇要因の一つとなった。 その後、ケリー米国防長官が、オバマ米大統領がシリア政府に化学兵器使用の責任を問うとの認識を示したことから、 欧米による軍事介入の可能性の高まりを受けて原油価格は急上昇。一日で3ドル以上の上げ幅となった。 EIA統計では原油在庫が予想以上に増加したことには反応なく、シリア情勢次第の動きとなった。
 週末には英議会がシリア軍事介入に関する議決案を否決した事から、早期の軍事介入懸念が遠のき供給不安の後退から下落して週末を終えた。

 国内市況は、旧盆明けのガソリン出荷が中京以東の東日本の不振により海上ガソリンは上値重い展開であったが、 陸上マーケットは原油コストアップ分の転嫁を優先し来週からの価格を大幅に引き上げた。 灯油は、冬場の暖房需要期に向け在庫の積み増しが進んでいる模様。過去5年の平均を上回るペース。 在庫の溜め込みや輸出採算にあうレベルという事もあり灯油価格は高止まり傾向。 ただし、当然の事ながら気温次第のところもあるので、11月、12月の北日本の気温に注目が集まる。

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