供給タイトが再燃しているシカゴ大豆

 米コーンベルト西部を中心とした熱波の影響で、大豆の作柄悪化を警戒してシカゴ大豆新穀11月限は8月27日に14.0950ドルの高値を示現している。8月7日の11.6250ドルの安値から21.2%の急騰である。昨年9月14日の14.0975ドルにあと一歩のところに迫ったものの、上抜けず、その後は調整安をみせている。
 チャート上では13.3150ドル~13.4800ドルの大きな穴が開いているため、この穴埋めを目指す可能性もある。穴埋め完了となれば、高値から3分の1押しの完了の格好となる。
 ところで、大豆の生育は平年に比べて2週間前後の遅れとなっている。8月25日現在の着サヤは84%で、まだ完了していない。その生育遅れの局面での熱波のダメージは予想以上に深刻な状況をもたらす可能性もある。35℃以上の高温は一週間程度続いたこともあり、サヤ落ちの可能性も十分考えられる。昨年は7月までの干ばつリスクが警戒されたが、8月からの着サヤ期に恵みの雨に恵まれたこともあり、最終的なイールドはほぼ平年並まで回復したが、今年は降雨もなく、高温・乾燥のダメージでイールドは一段と低下すると想定される。
 9月に入って気温は平年並に下がる見通しながら、9月第2週には寒気団の南下で降霜リスクも警戒されている。生育遅れのため、降霜によるダメージも警戒されるなど、収穫までは天候リスクを警戒した相場展開が続くことになるとみられる。

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