週刊石油展望

 先週末のWTI原油は先週比 3.60ドル高の107.53ドル、ブレント原油は同4.39ドル高(10月限ベース)の109.75ドルであった。
 前週末9日の海外市場は中国経済指標の改善や中東情勢不安の高まりを受け急反発。週明けの東京市場は日本の4-6月期・実質GDP速報値が予想を下回り、為替が円高に振れたことにより朝方ダレたものの、その後は堅調に推移した。12日の海外市場は続伸、北海のエコフィスク油田、シリアのエス・シダー港の再封鎖による供給障害が支援材料となった。13日の東京市場は大幅続伸、安倍首相が法人税の実効税率引き下げの検討を指示との報道を受けた株高、円安を手掛かりに軒並み1000円超の上げ幅を記録した。 14日の東京市場は3営業日続伸、アジア時間帯で海外原油市況が軟調に推移したことで上値を大幅に削る場面が見られたものの、午後後半に発表された独・仏の第2四半期GDPが予想を上回る数字となり株高、円安の展開となったことで引けにかけ地合いを急速に引き締めた。14日の海外市場は軟調スタートとなったが、EIA統計で原油在庫が予想以上に減少(6週連続の減少)したことや、エジプト情勢の悪化によるブレント原油高によりプラスサイドを回復。15日の東京市場は堅調に始まったものの、日経平均株価が法人税引き下げ期待の後退で急落すると上値を抑制され、午後はもみ合いの展開が続いた。同日の海外市場は4日続伸、引き続きエジプト情勢の緊迫化を受けて買い先行の展開となったものの、その後発表された米週間新規失業保険申請件数が事前予想を下回り、2007年10月以来の低水準となったことを受けFRBによる量的緩和の縮小開始観測が強まり上値を削る展開となった。週末16日の東京市場は午前は円高・株安を受け上値の重い展開、しかし午後に入り上海株が一時5%超の急騰を見せると急速に地合いを引き締めて一段高で取引を終了した。なお、上海株の急騰は誤発注によるものだった。

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