将来的な大豊作観測に沈むトウモロコシ

 12日(日本時間13日深夜1時)に米農務省は今季最初の実地調査に基づく生産高事前予想を明らかにする。ダウジョーンズが集計したアナリストの生産高事前予想平均は140億0500万ブッシェル(予想レンジは134億8500万~143億4800万ブッシェル)、イールド平均は157.7ブッシェル(同155.1~161.2ブッシェル)となっている。
 注目はトレンドイールド、つまり平年並のイールドが163.6ブッシェルとされる中、予想平均のイールドは平年並を大きく下回っていること、つまり作柄悪化を示す水準の数字が予想されていることである。それに対して、シカゴトウモロコシ市場は大豊作観測を受けて急落しているが、アナリスト予想のイールド予想と相場は乖離した動きをみせているともいえる。
 アナリストの多くが今回の8月の生産高予想は生育遅れを映した数字になるとみているためと考えられる。受粉を終えたばかりだけに、まだみた目の評価、つまり生育遅れを素直荷反映した数字でイールドを示すことを米農務省は強いられると考えているようだ。
 しかし、市場参加者の多くは9月、10月、そして11月と生産高予想が発表されるたびにイールドが引き上げられ、いずれ大豊作となる生産高予想を見込んで売りを仕掛けており、目先の数字にとらわれずにシカゴで売り攻勢をかけているとみる。
 今年の相場パターンは1996年度に類似していると指摘されている。前年度は不作だったこと、7月に天候回復で暴落してしまったことが一致しているためだが、当時の7月の需給報告でのイールド予想は123.0ブッシェル。

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