週刊石油展望

 先週末のWTI原油は前週比3.32ドル高の108.39ドル、ブレント原油は同2.50ドル高の109.93ドルであった。
 前週末26日の原油相場は、中国の需要減退懸念などに押されて反落した。中国政府は、鉄鋼など19業界を対象に過剰生産能力の削減を命じ、エネルギー源である石油 などの需要減少懸念が浮上。その後は多少持ち直す場面もあったが、戻りは重かった。週明け29日は、FOMCを控える中、強弱材料に欠け方向感なくレンジ内での推移。エジプトで週末に起きた衝突により高く寄り付くも、その後は、軟調な株式や米経済指標に押され上げ幅を縮小、結局小幅続落となった。30日は、3営業日続落。複数の米経済指標が予想を下回ったことで軟調な展開であった。また、翌日のFOMC声明やEIA在庫統計などのイベントを控え、ロングポジションの手仕舞い売りも出やすかった模様。そして翌31日は一転して急反発、4営業日ぶりの上昇となった。4~6月期の実質GDP、7月ADP雇用者数がともに市場予想を上回る内容であったことを好感し、EIA統計は原油在庫が43.1万バレル増(予想:245万バレル減少)であったものの、クッシング在庫の落ち込みに反応した。また、この日午後に公表されたFOMC声明では、量的緩和とゼロ金利政策の継続を確認。対ユーロでドル安が一段と進んだこともあり、原油相場は上値を伸ばした。1日も続伸。中国7月製造業PMI、米新規失業保険申請件数、米7月ISM製造業景況指数等が揃って予想を上回り、原油相場は一段高となった。
 国内市況は、ガソリン当限クラックが若干の縮小。8月限が納会にかけて急伸した際に、追随して上げた分のプレミアムが少し剥がれ落ちた印象。週報によると、出荷は週間100万kl台をキープしている。灯油は、期先限月のクラックが伸びてきている。

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