受粉期の高温リスク解消で急落するトウモロコシ

 米コーンベルトではトウモロコシの生育で最も重要とされる受粉の時期に入っているが、毎年警戒されるのは高温障害で、短期間の受粉のチャンスが高温によって台無しになることがリスクとして警戒されている。ただし、今年は最高気温が平年並から平年以下とされ、受粉に関するリスク解消をキッカケに、ファンドの豊作期待の売りが活発化し急落を演じている。
 シカゴ新穀12月限は下値抵抗とみられた4.90ドルを下抜け、今度はこの4.90ドルを壁にして水準を切り下げている。すでに4.70ドル台まで下落しているが、7月前半の戻り幅にフィボナッチ係数の1.618ドルを掛けると、目先の下値メドは4.60ドル台後半となる。いずれにせよ、底割れだけに、下値メドの立たない展開をみせている。
 ところで、受粉で最も警戒すべきは高温で、乾燥した天気はこの時期、リスクにならないことから、乾燥懸念を手がかりにして急伸の動きも時折みせていたシカゴ市場にとっては痛手で、反動かたがた、急落を余儀なくされている。
 今後の問題は受粉後の天気である。受粉を終えると、実となるイヤーコーンは当然ながら大きくなる。この過程ではトウモロコシの生育で最も水分を必要とする。受粉が無事終えても、土壌水分不足が続いていれば、イールド低下は避けられなくなる。

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