キャッシュ化売りで、下値支持水準到達(NY金)

11月7日付の当コラム『次はイタリア、そして米国リスク』で、「ギリシャやアイルランド、ポルトガルと同様、イタリアの10年物国債利回りが7%を越えた当たりから、イタリアショックがマーケットを襲う可能性が高まっている。さらに、米財政赤字の削減をめぐる超党派の特別委員会の協議が暗礁に乗り上げていることも不安要因だ。(~中略)政府と議会の対立は根深く、赤字削減策で合意できなければ、マーケットの次なる焦点は米国に移る可能性も考えられる」としたが、ギリシャに端を発した欧州ソブリンリスクはイタリア・スペインに飛び火し、フランス・ドイツのEU2大国への波及も懸念されると言った欧州ドミノ倒しの様相となっている中、米国で23日の期限を控えた超党派委員会による財政赤字削減策が合意に至らず、欧米の財政問題を背景にしたリスク回避の動きが高まり、株式・商品市場は全面安となっている。

「安全資産」として買われていた金(GOLD)も、リスク回避に伴うキャッシュ化の波に飲み込まれた格好だ。14日付コラム『再び史上最高値トライへ(GOLD)』で、「1680ドル水準を下値支持として、史上最高値を再びトライする流れとなろう。』として挙げた下値支持水準まで値を下げてきた。

NY金は、9月26日安値から11月8日高値までの半値押しを達成。同水準は一目均衡表(日足)の雲の下限とも重なる水準だ。また、週足で見ると2008年10月安値を起点とした上昇チャネルで頭を打ち、押し目を形成している格好だが、1680ドル水準は上昇チャネルの中心線とも重なる。
9月26日安値から11月8日高値までの半値押し(1669.7ドル)~61.8%押し(1637.9ドル)は価格帯別出来高の厚い水準でもある。

NYGOLD

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