週刊石油展望

 先週のWTI原油は前週比 3.62ドル高 の101.03ドル、ブレント原油は同2.44ドル高の105.52ドルであった。  
 前週末28日の原油先物相場は反落。予想を下回る経済指標を受けて株価が下落、原油もつれ安となった。また、FRB当局者による「失業率が7%に近づけば、FRBは緩和政策の段階的縮小と終了時期について、より明確に示すことが出来る」との発言や「9月のFOMCにて緩和縮小決定の可能性もある」との発言からドル高が進行したことも売り材料。週明け1日は、米株高や地政学的リスク懸念から買いを集め反発。エジプトにて、大統領辞任を要求するデモが拡大し多数の死傷者が出る事態へと発展、近隣産油国への波及懸念が背景となった。また、6月ISM製造業景況指数が市場予想を上回ったことで、株式とともに上値を切り上げていった。2日は、米原油在庫の減少観測や、前日に引き続きエジプトの政情不安を背景に続伸した。エジプトは主要産油 国ではないものの、混乱が周辺産油地域に波及するとの地政学リスクの高まりから相場は強含みで推移。また、原油在庫は、製油所稼動率の上昇などを受けて減少観測が強まっており、相場の押し上げ材料となった。3日は、EIA統計の原油在庫急減や、エジプト情勢の深刻化を背景に買いを集め、急伸。EIA統計にて、原油在庫は前週比1034.7万バレル減(予想:225万バレル減)となり、予想を大きく上回る取り崩しとなった。さらに、エジプトにおいては軍がモルシ大統領を自宅軟禁下に置いたと報じられるなど情勢は深刻化、買いを後押しした。また、6月ADP雇用統計や、米週間新規失業保険申請件数がともに市場予想よりも良い内容となるなど上げ材料一色となり、WTIは終値ベースで昨年5月以来となる、101.24ドルまで上昇して引けた。4日は、Independence Day で休場。

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