バーナンキショックは現物投資のチャンス

バーナンキFRB議長記者会見で、「今年後半には資産購入ペースを減速。慎重に段階的に来年前半には資産購入減額を継続。そして来年半ば頃に終了」との表明を嫌気した流れが加速した。NYダウは前日比353ドル安と、今年最大の下げ幅を記録。NY金も4月の急落以降、続いていたレンジ下限を割り込み下げ加速。想定よりも早くレンジ下限を割り込んできた。
テクニカル面からは1500ドル割れで2011年の史上最高値の天井確認となった中、早々に1300ドル水準を回復できないと、今回の1300~1500ドルの保合いは、下げ過程の中での中段の保合いだったとの判断となる。
金ETFの代表格であるSPDRゴールドの残高も1000トンの節目を割り込んできたが、過去、同じ水準を見ると価格は1000ドル水準だ。新たな資金流入がなければ、中期的な下値ターゲットとして意識されよう。

 中国勢を始めとする実需の買いも活発ではあるものの、4月の急落時と比べると安値慣れしている面もあり、一段の下げを待とうとする向きもあるようだ。さらに、中国勢の買いは中国リスクの裏返しである点にも注意したい。ジョージ・ソロスは、中国はシャドーバンキング(影の金融)からのリスクを2年以内に抑え込む必要があるとの考えを示しており、米国のサブプライム(信用力の低い個人向け)ローンを彷彿とさせるものがあると指摘している。今回の買いの中には、将来的な中国版サブプライムショックに備えた買いも一部にはあるかもしれない。
仮に中国発の経済危機が起きた場合は、リスク商品として一時的に金(GOLD)が売られる可能性があるが、その後は「安全資産」として改めて買い直されると見る。

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