FOMCを受けた金(GOLD)市場を読む

注目の米連邦公開市場委員会(FOMC)が終わった。バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長記者会見で、「later this year(今年後半)には資産購入ペースを減速。慎重に段階的に来年前半には資産購入減額を継続。そして来年半ば頃に終了」と、5月22日の議会証言後の議員との質疑応答と比べて、具体的な緩和縮小スケジュールについて表明した。さらに、経済見通しの下振れリスクについてdiminished(減った)と明確に表現したこともあり、FRBが緩和縮小に軸を移し始めていると市場は再認識した。

これら発表を受けて、米国10年債の利回りは急騰・対主要通貨でドルは買われ、ドル円は一時97円台。NYダウは206ドル安となった。これまでの米国量的緩和により資金が流入していた側面のあるNY金も発表を受けて急落したが、引けにかけて安値を買い直れて下ヒゲ陽線で終了した。
今回の下ヒゲ安値がサポートされるとすると、4月以降、1300ドル台で3回支持されることになり、1300ドル水準の下値支持感が強まる流れになるだろう。1300ドル水準は、2008年10月安値から史上最高値までの上昇に対する半値押しと重なる重要支持線だ。反対に、4月16日安値~心理的節目1300ドルを割り込むようなら、テクニカル的な下げが一時的に加速するリスクは残る。4月の急落以降、NY金は1300ドル~1500ドルのレンジ相場となっているが、レンジ下限での攻防が足元のテクニカル面からの焦点だ。

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