東京金の相対力指数が30%を割った。先週末NY砂糖価格が急騰したが・・

 先週末NY砂糖価格が急騰した。昨年10月4日21.77セントだったNY砂糖価格は、その後一貫して下落しつづけ、先週6月13日16ドル17セントと2010年6月以来3年ぶりの安値となっていた。それが金曜日、16ドル78セントまで0.54セント約3.3%一気に上昇した。
 
 長く下落を続けていたので、ショートポジションが溜まっており、それがちょっとしたきっかけで価格が反発し、急激に買戻しの流れを作ったものと思われる。その兆候は相対相対力指数が6月12日に27.27まで落ち込んでいたことで示されている。30を大幅に割り込んだのでそろそろ売られ過ぎと思われたのではなかろうか。14日相対力指数は51.49まで急回復している。
 
 一般的に相対力指数は30を切ると売られ過ぎだと言われている。
 さて、多くの商品価格の相対力指数を調べたところ、ほとんどの商品の相対力指数は40%~60%の間にあったが、一つだけ、30%ぎりぎりの商品があった。それは東京金である。
 NY金は45.2であり何ともいえないが、円高で下落している東京金は、先週木曜日に28.8まで下落し、14日は32.14までもどっているが、この水準は昨年5月以来の低い数値である。昨年5月3日には20.8まで極端に下がったが、当時4000円を切った東京金価格はその後上昇し、その後一貫して今年の2月7日の5081円までほぼ一直線に上昇している。
 
 いま金価格が上昇するというファンダメンタル要因は少なく、18日から開催される米国連邦準備制度理事会の公開市場委員会(FOMC)でも金融緩和の出口論が議論されることはあっても、一層の金融緩和という次元は無いと思われる。卸売物価指数が0.5%上昇し、予想の0.1%を大幅に上回ったが、インフレというには程遠い。
 
 このところのNY金価格はユーロドルやドルインデックス等の為替とも、各国株価とも、米国債金利とも明確な相関性は見られない。それにもまして昨年1月から先週末までのNY金と東京金の動きは相関係数がほとんど無関係を示す▲0.029であり、金価格は米国と日本ではまるで違った動きをしている。
 
 その中で、東京金の相対力指数が30%を切っていることは、売られ過ぎと言ってもよいだろう。また、NY金に対するファンドのネット買い残は先週末に公表されたCFTC(米国商品先物取引委員会のオプションと先物の大口投資家建玉)は売り残が前週より増加して再び11万枚台に市場最大に近くなっている。どこかの拍子で誰かが金の売り建てを買戻し始めれば、われ先に買戻しが入り、金価格が急騰する地合いがある。東京金はそろそろ買いではなかろうか。

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