週刊石油展望

 先週のWTI原油は前週比1.73ドル高の96.63ドル、ブレント原油は同0.93ドル高の104.72ドル。
 前週末7日の米国雇用統計は、5月の非農業部門雇用者数が17万5,000人増と事前予想(16万3,000人増)を上回るも失業率が7.6%と予想(7.5%)よりも上昇し4か月ぶりに悪化した事を受け急落したが、その後は米連邦準備制度 理事会(FRB)による量的緩和継続観測の見方が広がり急速に安値から上昇した。しかし12日の日銀金融政策決定会合で現状の金融政策を維持するとの発表やアベノミクスの第3の矢の成長戦略にも真新しさが無かった事により一変した。 5月下旬からの株式市場の下落や長期金利の上昇に対して追加の政策が打ち出されるのではとの期待感を持っていた投資家の失望売りを誘発して円高、株安とリスク回避の動きが広まり日本のみならず欧米市場でもリスク回避の動きで大きく値を下げた。
 週末には米指標改善や急激に下げた分の戻りもあり大きく値を戻した。

 国内市況は、西の海上ガソリンが原油対比で堅調に推移。堺製油所の定期修理や某元売りがガソリン精製より石化製品への生産シフトしている影響で 出物が限られていることや沖縄の南西石油の製油所火災の影響で市中調達を行っていることも要因の一つかと思われる。海上ガソリンは、先週比で約-500円、灯油で-2200~-2550円。
 一方、先物の12月限はガソリン売り-灯油買いの売買が見受けられ、スプレッドは先週比で870円広がった。

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