天井を打った相場は、底を打つまで安い(NY金)

 NY金が1500ドルの抵抗を確認して、再度売られてきた。米国マクロ経済指標は、強弱まだら模様であるが、ハト派とされるサンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁が、FRBが今夏にも月間850億ドルの債券購入ペースを減速させ始める可能性があるとの認識を示し、ダラス連銀のフィッシャー総裁も住宅ローン担保証券(MBS)の購入ペースを減速するよう呼び掛けるなど、複数のFRB当局者の発言を受けた早期の資産購入縮小の思惑がドル買い・金売りの背景となっている。
 ドルが「底を打った相場は、天井を打つまで高い」の格言通りの展開になっているのに対して、ドルとの逆相関の金は、「天井を打った相場は、底を打つまで安い」と言う流れだ。

 足もとは、4月安値の攻防がテクニカル面らの焦点だ。同水準を維持・反発すればダブルボトムの目も残るが、割り込んだ場合は、心理的節目の1300ドルや、1999年8月安値から2011年9月高値までの上昇に対する38.2%押し(1276.4ドル)水準が意識されるだろう。同水準は、一目均衡表(月足)の2013年の雲の下限水準とも重なるポイントだ。どの水準で値幅調整が終わるのか、それとも大きな幅調整なく日柄調整へ移行するのか否かに注目したい。

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事