東京ゴム市場分析

先週末5月17日の東京ゴム市場は、朝方一部限月でCBをともない急落して始まったものの、日中取引終了直前には逆にCB発動して急伸。その後の夜間取引でも強い買い意欲に続伸となりました。どうやら、中国株の急騰やタイ政府による価格安定化計画作成の情報等に市場が反応した模様です。
タイ農業副大臣は17日、「天然ゴム価格をキロ=110バーツに誘導する事を同意している。来月には新しい天然ゴム価格誘導計画の実施を始めたい」と述べております。先週末のタイのオフィシャル価格(国際価格)はRSS3号で89.10バーツですから、110バーツまで誘導するということは、ここから23%ほど上昇する計算です。キロ=110バーツとは、110バーツ×3.437円(バーツ円換算)=378円換算となります。
今後の天然ゴム市場では、タイ政府が本当に価格安定化計画を発表するのか、また、発表するとしたらどのような内容となるのかに注目が集まりそうです。
過去にも何度か、タイやその他主要生産国が価格安定化計画として「最低販売価格」や「最低輸出価格」などの施策を導入した事がありました。
例えば、2011年10月にタイ政府が最低輸出価格をキロ=120バーツ(当時の円換算では298円)と決定し、天然ゴムの価格安定化計画を実施。2011年当時は、天然ゴム価格が年明けから下落を続け、その年の10月には産地現物価格がキロ=120バーツを大きく割り込んでいたための政策決定となりました。
また、2008年12月には、タイとマレーシアとインドネシアが3カ国協議にて「キロ=135セント以下の販売禁止」を決定。東京ゴム価格がその後1年間で約3倍になったこともありました。

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事

 
 
みんなのコモディティコラム > コモディティ > 東京ゴム市場分析