GW中の変動に注意(ドル円・金)

今回のNY金暴落の背景だが、①3月に開催された連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、多くの委員が2013年中に長期国債などを購入する量的緩和策の縮小や終了が必要となるかもしれないと見ていたことが判明。②キプロスの金準備売却報道。保有している金準備(約14トン)の内、10トン前後を売却する模様だが、量的には大きくなく、債務問題を抱える他の金保有量の多い欧州諸国の売りに繋がる懸念が材料視された。③金価格見通しの引き下げ。米ゴールドマン・サックス・グループは、2014年にかけての金相場の3カ月間の見通しを1オンス当たり1530ドルと、1615ドルから下方修正。半年間の見通しは1600ドルから1490ドルに、1年間の見通しについては1550ドルから1390ドルに、それぞれ引き下げた。ドイツ銀行も、ドル相場の上昇と安全資産としての買いの減少を理由に今年の金相場見通しを12%引き下げている。④金ETFからの資金流出。COMEXでのメリルリンチ売りの噂。⑤買い手として期待されている中国の第一四半期のGDP成長率が前年比7.7%にとどまり、予想の8.0%を下回ったこと。鳥インフルエンザの拡大。⑥米国本土(ボストンマラソン)で爆弾テロが発生しリスク回避が高まった。⑦証拠金引き上げ(CME)。⑧テクニカルポイント割れに伴うストップロスの誘発。長期上昇トレンドの終焉が意識された。
など、負の材料が相次いだことでスパイラル的に下げに拍車がかかった。

1500ドル水準は心理的節目として意識されたが、価格帯別出来高は薄く、支持帯としては心理的節目以上の強さはなかった。NY金(6月限)は、リーマンショックで付けた2008年11月安値から史上最高値までの上昇幅に対する半値押しを達成し、1321.5ドル(4/16安値)までの大幅続落となった。東京市場もドル建て金の下落に加えて、リスク回避の円買いが進み、先限ベースで4132円(4/16安値)までの続落となった。

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