89年、01年からのグローバリズムの帰結が世界経済の方向感をロスト

1989年、2001年からのグローバリズムの帰結が世界経済の方向感をロストさせている。かつてG5の頃は日米欧の景気循環がそろい踏みで同じ循環軸を形成した。この結果、通貨としてのドル価の増減に不均衡は生まれず、株価、コモディティもタイミングのずれはあれ、米国、日本、欧州(独仏英)の景気循環を、方向感=モメンタムとして、一定期間は、同じ方向性を維持、形成した。

かつて、1989年のあのベルリンの壁崩壊を経て、旧ソ連邦経済の欧州圏経済との、西側経済との一体化、同時限化があり、且つ、2001年の中国大陸のWTO加盟により、東西の壁は政治体制を温存したまま、経済圏一体化へと急速に、経済規模(GDP)、交易量を増大させた。だが、強制的に、2001年からの成長循環に、2007年サブプライム、2008年リーマンショックで半ば強制的に中断が起きると、G15として後発的にグローバル経済の一員となった成長国の発展モデルにひび割れが発生し、今は、成長の軸線を再度、1989年以前のG5、G3に求めざるを得ないところに来ている。

しかし、米国に続く日本経済の回復軌道は持続可能としても、ユーロ圏経済が、成長刺激に動けず、この「需要不足」が、世界経済の方向感をロストさせている。

ふと見れば、上がらない原油、上がらない穀物、上がらないパームオイル、上がらないべースメタルと、米国に続く日本経済のリフトアップの状況ではありながら、どこかで、「ディスインフレな環境にある」、ことは確かだ。

これが米国での緩和の時間軸をより長期化させ、日本、そして欧州が一段の緩和に傾斜するとき、好況期特有の活況を作り出す可能性があるが、しかし、その先の次の減速局面では、きつい、経済ショックをもたらすことが想定できる。

この軸線上で、例えば、今のGOLDの位置づけを考えることが、求められる。

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