第30回 一目均衡表その1、『一目均衡表の歴史。そして5つの線を覚えよう!』

第30回『小次郎講師の使えるテクニカル分析講座、実践編』

□皆さん、こんにちは。たくさんのメールをありがとう。暖かい言葉や感謝の言葉までいただき、逆に恐縮だ。今お礼メールを書いているところだが、ちょと遅れるかもしれないのでこの場を借りて、まずはお礼をしておきたい。いつも愛読ありがとう。

■こんにちは。助手のムサシです。僕に対する賞賛や声援&同情も多数ありがとうございました。

□それは・・・なかったような・・・・。

■ありゃ。

□さて結果として、読者の声は一目均衡表を解説してほしいという要望が圧倒的に多かった。以下ボリンジャーバンド・RSI・DMI・ピボット・コマ足と言うような順序だった。後1票だけというのは多数。

■なるほど、コマ足なんてのが上がってくるところが面白いですね。

□ということで、今回は一目均衡表、その連載が終わったら次はボリンジャーバンドということにしたい。

■待ってました!一目均衡表、勉強したかったんです。でも長い連載になりそうですね。

□いやかね?

■いえ、望むところです。(←きっぱり)

□ははは(笑)。それでは第30回記念スペシャル、「一目均衡表解説」始まり始まり。

1、一目均衡表の歴史

□一目均衡表は昭和の初期に一目山人氏(本名細田悟一)が考案した日本発の世界を代表するテクニカル分析手法。世界最高峰のテクニカル分析とさえ言われる。細田悟一氏は都新聞、現在の東京新聞の商況部長だった。

■新聞記者ですか?

□新聞記者というより株式アナリストと言った方が的確かもしれないな。当時の都新聞は現在の日経新聞以上に市況に詳しい新聞で、細田氏のコラムは当時の投資家にとって最も信頼されるものだったという。

■今でいう人気アナリストってやつですね。

□ただの評論家ではないぞ。相場自体は12歳のころから張っていたという。本物の相場師であり、生涯相場道を追及し続けた人だ。

■かっこいい。

□一目均衡表は、相場の真髄をつかみたいと山人氏が私設の研究所を作り、研究に研究を重ねていったところから生み出されたもの。まず、昭和10年(1935年)に「新東転換線」という名前で都新聞に発表されたが、作図方法は秘密にされていた。

■なるほど、図は出しても計算法は隠されていたのですね。

□そゆこと。しかしあまりに当たるので、多くの人から一目均衡表の作図法、そして正しい分析法を教えてほしいと懇願された。で、昭和25年(1950年)3人の人間だけに教えた。10年間の守秘義務を双方で交わし、それはそれは莫大な報酬をもらったそうだ。その中の一人は某大手有名証券会社の社長だったという噂だ。

■伝説のような話ですね。映画になりそうだ。

□それから20年近くたった昭和44年(1969年)から一目均衡表7部作が順次出版され、ようやく一般人にも一目均衡表が知られるようになり、一大ブームが巻き起こった。一般に一目均衡表は1969年発表と言われるが、既にそれまでに何十年もの検証期間があり、満を持して世に出たというわけだ。

■7部作なんですね。

□ただ、残念ながら現在出版されているのは4部のみ。残りの3部は絶版となっている。
「一目均衡表」「一目均衡表完結編」「一目均衡表週間編」「わが最上の型譜」だ。もし、この連載を読んで一目均衡表に興味を持たれたら是非原著に目を通されることをお薦めする。
http://www.ichimokukinkouhyou.jp/service/gencho.html

■それらの本を原著と呼ぶのですね?

□そうだ。それから念のために言っておくが、「一目均衡表」は三世一目山人(細田哲生氏・・・一目山人のお孫さん)が経営する経済変動総研が著作権を持っている。本来許可なくチャートを作ったりはできない。ましてや一目均衡表のセミナーやDVD、解説ページ等も経済変動総研の許可をもらうことが筋。残念ながら現在出ているものも無許可のものが大半。そのため、間違った解釈が横行しているので要注意だ。一目均衡表を勉強したいなら三世一目山人細田哲生氏が毎月勉強会を開催しているので、そちらも是非。http://ameblo.jp/ichimokusanjin/

■1935年て言ったら海外でもまだまともなテクニカル分析はほとんどないですよね。ストキャスティクスが1950年代、グランビルが移動平均線の法則をまとめたのが1960年ですからね。後は、みんな70年、80年代だ。

□そのとおり。その時代にこれだけ素晴らしいテクニカル指標が開発されたということに日本の先進性を感じる。誇らしいと言ってもいい。テクニカル分析というとボリンジャーバンドだのMACDだの西洋のものをありがたがっている投資家が多いが、世界で一番テクニカル分析の歴史があり、レベルが高いのは・・・実は日本だということを日本人はもっと知らなければならない。なにしろ世界に誇るろうそく足は江戸時代からあるんだからね。

■今や海外でもろうそく足を使ってる人が多いです。

□だね。

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