NY金は下向きも円安で東京金は急反発

 4月からの第2四半期に入ってもドルベースの金は下げに拍車をかけ、4日には1550ドルを割り込む動きをみせている。ファンド資金の引き揚げが明らかになり、2月後半に急落したNY金だったが、その時の安値である1554.3ドル示現後、何度か1600ドルの大台を回復する動きを第1四半期末にかけてみせていた。
 しかしながら、結局、ファンド資金を呼び込むことができず、ここにきての急落につながっている。4月・5月とインドの宝飾用の需要期ということもあり、市場では淡い期待もあったようだが、ファンド資金のシフトに歯止めがかからず、急落せざるを得なかったといえる。
 CFTCの取組内訳で、3月26日現在のNY金の取組残は41万9727枚で、昨年8月以来の低水準に落ち込んでいる。第2四半期の相場に期待するのであれば、ファンド資金を呼び込んで取組が増加していてもおかしくはなかったと考えられる。5日発表の取組内訳では40万枚を割り込むことも十分考えられる。
 また、SPDRの金ETF保有高は4月に入っても減少を続けるなど、金市場を取り巻く厳しい環境を示していたともいえる。第1半期の金ETFは6.6%減、92億ドルも急減している。
 この急落で1520ドルも視野に入ったのは明らかである。一昨年末から何度かトライした1520ドル台だったが、この水準を下抜けることはなく、かなり底固い下値支持線が1520ドルでもある。今回の下げを除いた昨年10月からの大きな下げは3回あったが、そのいずれも120ドル以上の下げ幅をみせている。今回の戻り高値を3月21日の1616.5ドルとすれば、1500ドル割れを目指すことも予想される。
 週足でみると、50週移動平均線と100週移動平均線がデッドクロスしたばかりで、長期的にも下向きの流れになっていると考えられる。

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