需要低迷を再認識するトウモロコシは一段安へ

 米農務省のかなり弱気な3月1日現在の全米在庫を嫌気してシカゴ期近は発表直後からストップ安を強いられるなど、暴落を演じている。
 今回発表された3月1日現在の全米在庫は53億9900万ブッシェルで、前年同期の60億2300万ブッシェルを大きく下回っている。ただ、市場の事前予想平均は50億3000万ブッシェル、事前予想上限は52億4800万ブッシェルで、このいずれも大きく上回ったことで失望売りを誘ったといえる。昨年は強気の米農務省発表を嫌気してストップ高を示現していたこともあり、今回も減少予想を期待したファンドの買いを誘って水準を切り上げていたが、それもアダになってしまったといえる。
 ところで、第1四半期の全米在庫から今回発表された全米在庫を差し引くと第2四半期の消費が算出される。その消費は26億3400万ブッシェルで、前年同期の36億2300万ブッシェルを大幅に下回っている。この低水準の消費は衝撃的な水準であるが、米国の輸出需要が大幅に激減した影響が顕著だったといえ、それは数字上でも確認されたといえる。
 この消費低迷のペースが続けば、期末在庫の大幅上昇修正が今後避けられないだろう。ひとまず、4月10日に発表される需給報告で期末在庫の上方修正は仕方ないと考えられる。昨年も強気の全米在庫発表後、需給報告での強気の期末在庫を期待して相場は上昇した経緯もあり、今回はその逆で下落をしばらく続けると予想される。

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