週刊石油展望

 ブレント原油先物はサウジアラビア、イラクの増産やイランの核開発疑惑に伴う国際的な融和期待などから週前半下落し終値で110ドルを保てず、13日は瞬間108ドルを割るレベルまで下落し最終的には109ドル台を回復して終えた。対照的にWTI原油は好調な経済指標から内需拡大を期待する買いを集め先週、瞬間割っていた90ドルから上昇し12、13日に瞬間93ドル台に乗せ、最終的には93ドル台で終えた。
 加えて米国の経済環境が先行して改善しているためUSドルが他通貨に対して上昇しており、米国ドル高→商品安となっている。本来あるべき構図になりつつある。
 国内先物市場は為替要因が大きなウェイトを占め8日の米国雇用統計が予想を上回りドル・円市場は早々と96円台に乗せた。そのため為替ウェイトが大きく働き上昇から始まったがガソリンは需給動向を無視した先限独歩高のクラック修正、灯油は需給不振を受けて下落した。週末は原油の下値からの上昇に合わせて値を戻した。
 国内在庫統計は製品市場の軟調ぶりを証明する内容であった。出荷は好調なナフサを除いては軒並み前年比-10%近い減小になっており得率調整での問題解決は不可能であろうから定修前とはいえ大幅な生産減少をしない限り採算の改善は難しいだろう。
 JXの仙台RFCC不調と需要減少に伴う生産調整、週後半に発表された出光苫小牧のトッパー停止など若干であるが強気材料は出てきているのだが、新民族系元売りがガソリン値上げ幅+1,500円を+数百円にまたもや戻してしまっている。

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